TANAKA BLOG

written by 田中 淳夫

試着が苦手

新年明けましておめでとうございます!
なんていう時期はとうに過ぎ、
すみません、久しぶりの投稿になります。

先日、初めてUber eatsを利用しました。
もともと、出前は頼まない僕ですが、物は以前より
配送してもらう傾向に。
さすがに身につけるものは、NETで注文しませんが、
周りを見ると服なんかも、結構 利用している様子。
試着しないで、ご購入って、怖くないのかなぁ?

そんなこんなで、今回は試着にまつわるお話。

基本的に自分の試着と、人の試着に付き合うパターンが
あるけれど、まず、1人でshopに入るのが苦手。
高校生の頃、緊張しながらも少し背伸びして、服を
試着したとき、select shopの店員さんに「なしじゃ
ないっすね」と言われて以来、試着恐怖症が治らない。
ただ、お店には、試着室という個室の聖域が。
ここは、shopで唯一の安全地帯であり、即席のマイルームでもある。
本当の理想は、自宅に一度服を持ち帰り、部屋の鏡で、コーディネートを何パターンか試して、数人の友達に見てもらうことだけど、試着室の中は、自分のイマジネーション次第で、それに近い環境に持っていける。
ただ、個室が狭くて鏡までの距離が近すぎたり、ズボンを履いたものの合わせる靴が外にあるとき、扉を開け、
何が起きるかわからない大海原に飛び出さなければならない。
そして、ひとたび海に出ればサメのごとき嗅覚を持った
店員さんが寄ってくる。
その瞬間、鏡をじっくり見ている自分を、じっくり見る店員さんという構図になり、視線に耐えられず本当に
判断したい時間の1/10くらいの時間で鏡チェックを
切り上げたりする。
ほかにも、鏡に全身が映らず、後ろに下がっていたら、
いつのまにかカップルが僕と鏡のあいだに割り込んできて、僕の存在に気がつかず、盛り上がってしまう
“鏡泥棒,,という事故もたまに起こる。
そんな被害者の僕が、他の鏡に移動しようとすると、
だいたい満席で、季節外れの格好で店内をウロウロするハメに。
僕はただ、鏡でゆっくり全身を見たいだけで、知りたいのは”普通に,,似合っているかどうか。

もうひとつは、人の試着に付き合うパターン。
敢えて炎上覚悟で言わせていただくと、女性の試着が
どう考えても長すぎ‼︎
なるべく早く買い物を終わらせようとして、すべてに
「いいね!」サインを出していると、すぐに見破られ、
「普段からそういうとこあるよね」と大きなテーマの
喧嘩にまで発展しかねない。
失敗を重ねた結果、最近は「色とか挑戦してみてもいいんじゃない?」と、いったん遠回りするコメントを挟めば、逆に円滑に進むことがわかったけれど、魂胆がバレるのも時間の問題。
さらに僕を悩ませる問題が、彼女が試着室に入っているあいだ、担当の店員さんと扉の前で待っている数分がつらい。
試着待ちの同士として、最近見かけない厚切りジェイソンの行方や電車のドアによく貼ってある「強運」の著者
、深見東州って誰だろう?など、ゴールのない”試着待ちトーク,,をしないといけない。
仮に盛り上がったとしても、着替えを終えた彼女が登場した瞬間に店員さんの頭から僕という存在は消え去って、それはそれで、なんだか切ない。
こんなやり切れない日は、鬼越トマホークのYouTubeを見て、癒されましょう。