美容師30年カット理論No.2 似合わせ
美容師30年カット理論No.2です。
今回のテーマは
「似合わせ」
です。
お客様に喜んでいただくためには絶対に欠かせない要素です。
カットコンテストの審査員から必ず出るキーワードですのでコンテスト頑張っている方はマストで勉強したいところですね!
長年コンテストを見てきていますが、どんなにすばらしい技術(技術はまた次回以降)でカットできていてもそのモデルさんに似合っていないと賞に入ることはできませんね。
では似合わせというのはなんなのか?
個人的な感覚感性の部分、ファッションモード、時代性の部分も入ってくるので絶対というのはありませんが私が30年で培ってきた中での似合わせ論です。
普段のサロンワークのお客様のカウンセリングにもとても通じることです。
サロンワークとクリエイティブは別物という意見もありますが私は同一線上にあり表現の方向が違うだけで同じだと位置づけて考えています。
それでは似合わせポイント!
先ず目で見て確認する
1、お客様の印象の把握
身長、体型、ファッション、バッグ、
表情、歩き方、姿勢、話し方
2、ヘアーの把握
ヘアースタイル、毛質、毛量、毛流、骨格
コンディション、カラー、パーマの状態
頭皮の状態
髪を触ってコンディションをチェックします。
カウンセリング
お客様とのコミュニケーションでチェック
確認する事も多い
1、なりたいイメージ、好み、
2、気になる事、困っている事
3、普段のお手入れ
4、使っているシャンプー
髪を動かしてチェック
1、いろんな方向に動かして似合うポイントを確認していく。
2、アウトラインの設定
3、ウエイト、ボリュームの設定
4、前髪、フェイスラインの設定
頭の中で展開図を描きながら
バランスを取り組み立てて
イメージを明確にしていく。
今は流行りのヘアースタイルを皆がやる時代ではなく、自分の個性や好みを表現できるので、
ヘアー、メイク、ファッションとお客様の
個性とのバランスが重要かなと思っています。
お客様自身が自信を持って生活を楽しんで
いただける事が最大の似合わせポイントに
なります。